熊本地震から3ヶ月

By | 2016年7月14日 更新:
Pocket

防災用品のチェックしてますか?

毎日蒸し暑い日が続いていますね。梅雨とはいえ晴れ間が覗けばギラギラした夏を感じるPetiesオフィスは、夏になると海水浴で賑わう片瀬海岸の目の前にあります。
2週間前には海開きが行われ梅雨の晴れ間ともなれば海水浴客で賑わう人通りが賑やかなエリアです。静かな早朝や夕暮れ時はペット連れのお散歩、犬連れの観光客の方もチラホラ、穏やかな光景で夜を迎える片瀬付近です。

katase_beach_img
そんなリゾート気分とは裏腹に、ここ近年は特に気になる地震関連のニュース。神奈川県は過去に大きな地震を経験している事や、沿岸部にオフィスがある事もあり防災意識は出来るだけ高くもつように日頃から心掛けています。

今日7月14日は熊本地震から3ヶ月。そして、127年前に発生した明治22年7月28日の明治熊本地震について取り上げられているニュースが目に止まりました。
過去に発生した明治熊本地震では発生から5ヶ月後にやや活発な地震活動が観測された事から、忘れられた明治熊本地震について「過去の災害をしつこく思い出すこと」がいかに大切かという事が記されていました。
今回発生した熊本地震について、多くの人たちは熊本で初めて発生した大地震だと受け止めていたことから、過去に発生した明治熊本地震の伝承が忘れられていた事が分かったそうです。

何気ない日々の生活の中で、自然災害をどこまで意識できるか

神奈川県では過去に1605年慶長地震、1703年元禄地震、1923年南関東地震を経験しています。沿岸部では津波も観測され被害報告もありました。
私は祖父母世代が南関東地震の経験者だった事もあり、生々しい震災の話を幼い頃から聞かされてきましたが、ピンと来ないという方も多いのではないでしょうか?私自身もかつてはそうでした。

3ヶ月前に発生した熊本地震をはじめ、近年では自然災害が各地で頻発しています。関東では5年前の東日本大震災の影響で神奈川県沿岸全域に津波警報が発令されました。私の中では未だ記憶に新しい出来事です。
この緊迫した日々を送った経験から震災未経験だった私達も自然災害の脅威を肌で感じ、過去の災害に対する意識が大きく変わりました。
「過去の災害をしつこく思い出すこと」この一言は教訓となりこれからを生きる世代として活かさなくてはいけないと改めて考えさせられる一日でもありました。
何気ない生活の中で、つい忘れがちになってしまう防災の事。防災用品のチェック、避難用ペットフードの賞味期限など、家族みんなで共有しチェックする習慣をつけたいものですね。

今も続く熊本の避難生活

今もなお熊本地震で被災した方々が、避難生活を続けている現実があります。
避難生活の長期化で体調を崩される方、家が半壊して軒下で暮らしている方、再建が進まない状況が続いているようです。また、ペット同行避難者向けのユニットハウス村とテント村を運営するピースウィンズ・ジャパンによると、7月2日時点で41世帯106人が、ペット57匹と共に避難生活を送っているとの事です。
九州地方では豪雨も続き二次災害や余震への警戒が今もなお続いています。被災した方々の安全と被災地の一日も速い復興を心よりお祈りいたします。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう