なぜ迷子札が必要なのか

By | 2016年4月7日 更新:
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みなさんは迷子札の必要性についてどのような考えをお持ちでしょうか?
昨年、平成26年度に所有者不明で保護されるペットは15万1千頭にものぼります。迷子札の着用がなく飼主が特定出来ない為、新たな飼主への譲渡などの取り組みが行われ、年間5万頭の譲渡や飼主の返還が実現しました。
迷子犬や猫が新たな里親に引取られることは喜ばしいのですが、もしこれが自分のペットだったら….と考えるといてもたってもいられませんよね。
大切なペットが他の人の手に渡ってしまうなんて想像もつきませんが、日常生活の中のちょっとしたスキが家族と離ればなれになってしまうリスクを高めてしまいます。

  • 来客で玄関のドアを開けた隙に逃げてしまった
  • 庭で遊ばせていて門をすり抜けてしまった
  • 散歩中首輪が外れてしまった

他にも逃走の経緯は様々です。大きな災害ではペットも被災することがあります。

東日本大震災では、多くの犬や猫の迷子になってしまいました。
留守中に災害が発生した場合は飼主不在でペットとはぐれてしまったり、避難時にペットを連れて行く事が出来ず泣く泣くペットを置いて避難せざるをえない事態も十分考えられます。
東日本大震災では多くの犬猫が救助隊によって保護されましたが、迷子札を着けていなかったため飼い主が特定できないケースがありました。

東日本大震災で飼い主不明として動物救護施設に保護収容されたペット

環境省調査 東日本大震災におけるペットの被災概況(PDF)
青森県、岩手県、宮城県、仙台市、福島県、郡山市、いわき市、茨城県、栃木県、千葉県での統計

装着頭数 飼い主が判明した数
首輪のみ装着 614 3 (0.5%)
迷子札装着 4 4 (100%)
鑑札、狂犬病予防注射済み票どちらか装着 81 81 (100%)
装着頭数 飼い主が判明した数
首輪のみ装着 39 0 (0%)
迷子札装着 0 0 (0%)

迷子札、鑑札、狂犬病予防注射済み票のいずれかを着けていた犬は100%飼い主が判明しています。首輪のみ装着していた犬は飼い主の判明がわずか0.5%です。猫は迷子札を着けていないケースが多かったため飼い主の判明率が非常に低い結果となりました。

万が一に備え、散歩にあまり行かない室内犬や家猫にも
常に迷子札を着ける習慣をつけてあげたいですね。
飼主である私達が出来る事から一つづつはじめてみてはいかがでしょうか。

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